これは通らない↷・・・と思えた”提案書”を逆転に導いた「人を操る禁断の文章術」という本の凄さ!
こんにちは、hotday2610です。
当ブログにお越しいただきありがとうございます。この記事では、こんなことが学べます。それは・・・
人を操る文章の仕組みがわかります!
それでは、さっそくわたくしの経験から。
先日、いま勤めてる会社で、ある新規要素の多い装置の生産する場所を、日本にするか中国側の工場で行うか会社としての方向性が定まっていないプロジェクトがありました。
そこで、わたくしが所属する生産技術チームにて、日本側の工場で行えるようするため、チームでの提案書を作成することになったのでした。
どんな提案書を最初につくったかというと、それぞれの工場で製作した場合の品質、コスト、部品・材料納期を比較表にしてまとめ、「プロト機として製作するのは現状、日本で製作した方が有利ですよ・・・」というような結論が導き、経営層にも納得できる提案書にするというものでした。
最初に提案書を作成して、チームで読み合わせをしたときに感じたことは・・・
心の中で、こうつぶやいてしまいました 「で、何が言いたいの?」
データを集めて、ただ綺麗な文章にしただけで、結局、伝えたい相手(社長・経営層)に何を伝えたいのか?見えてこない文章でした。
(”ん~~これは提案が意図した通りにならない↷”と直感的に思いました。これは、「人を操る禁断の文章術」という本を読んでいたおかげで、そう感じたのだと思います)
提案の報告は、直属上司の課長が行うことになっていたのですが、他にもそろえなければならない色々なデータがあり過ぎて、まとめ切れていない感丸出しの状態。
そこで、再度チームで集まり作戦を練り直したのですが、わたくしは「人を操る禁断の文章術」という本を読んでいた経験が生かし、改善点を課長へ提案して、何とか!日本の工場で生産できる提案書にしたいと強く思っていました。
何故かというと、集めたデータから中国での部材調達コストでは、かなわなことは分かっていたので、あとは、品質面をどうアピールするかで、よい提案書ができると確信していたからです。
そこで、提案書を改善するために、「人を操る禁断の文章術」という本の中から利用・応用した点は下記2点になります。
1.「伝えたいことを1つに絞ると、人は動く」の章からからワンメッセージ・ワンアウトカムの文面を練ること。
2.「並べる替えるだけで、あなたの文章にドラマが生まれる」の章から、期待されている新商品の完成を報告する場合の例文を応用し、上げて、下げて、上げる文章構成に変更しました。
この2点の改善点を意識して集中させ、再度、チームで手分けをして提案書をまとめ上げて社長に報告し、見事!!!提案どおりに日本での生産となったのでした。
期限がせまっていて時間がない中でしたが、改善点が明確になったことで、このときは、みんな残業になっていることも忘れて集中できたという相乗効果もありました。
ほんとに人は「集中」して作業に没頭すると時間が経っても、短く感じられるものです。
この報告会から帰ってきた時に、課長と目が合い、ニヤッとした笑顔が今でも忘れられません。
普段は、あまり感情をだすことのない上司なのですが、”あ~あんな笑顔もするんだー”
と、意外な一面がみれて、少し身近に感じられた瞬間でした。
また、利用・応用した点の中で、2.の”~上げて、下げて、上げる文章構成”で下げての部分は、コスト面で中国で部材調達した方が断然有利な点を、データから的確にまとめたことが評価されたようでした。
日本の工場にとっては、不利だな~と思えることも、隠さず正確に評価し、情報として入れないと、次の”上げる”への文章に繋がらないのだと、すごく勉強となる経験でした。
この本を読んでいて、”ほんとに良かったな~っと”心の底から感じました。
そこで、今回の提案書の作成以外でも、もっと仕事に生かせることが書かれていますので、もう少し紹介させてください。
【この本で他に学べる事】
わたくしが推薦するポイントは以下の2つ
1.人を動かす7つの引き金で、何を書けばいいか、もう悩まなくてもすむ
2.5つのテクニックに従って書くだけで、自在に操れるようになる
詳しく本書で!
https://m.media-amazon.com/images/I/51mML8eDSjL._SL160_.jpg
【まとめ】
人を操る文章の仕組みが仕事へ応用できることが、少しはお分かりいただけたかな~と思っています。
2.本文から引用しますが
「文章とは、読まれるために書くものではない。行動させるために書くものだ」
という意味が、本書を読むとますます理解できます。
提案書、企画書を書くときに、どうしたら、結果に結びつく文章が書けるだろうか・・・と悩んだら、是非、本書を読んで学ぶことをお勧めいたします。
もう悩むのはやめませんか?
本書が解決への”道しるべ”となることを願っています。
最後まで、読み進めていただき、大変ありがとうございました。